エクセルを使っている人の為のAccessの考え方
はじめに
Microsoft社にAccessというソフトウェアがあります。
これはデータを管理する為のデータベースというソフトウェアです。
もっと言えば、データ管理をする為のシステムの作成まで出来るソフトウェアです。
現在、Excelをお使いの方は「データ管理ならExcelでも出来るじゃないか」とか「Excelで十分だよ」という考えをお持ちなのではないでしょうか。
ですが、Excelで日々データ管理をしている方にすれば、Excelに不満や不便を持つ人も少なくないのではないかと思います。
特に、データ量が多くなると反応が遅くなり、最悪の場合異常終了してしまったり、それまで編集中のデータが全て消えてしまう事があります。
よってデータ量が多くなると月別にシートを分けたりしますが、そうすると、数か月や数年間のデータから特定のデータを取り出したり、集計したりするのに時間がかかってしまうなどです。
時間がかかるという事はそれだけ工数がかかるという事、つまり、人件費というコストがかかるというわけです。
膨大なデータから簡単にデータを取り出せたり、集計したり出来ないものでしょうか。
そんな不満や不便を解消してくれるのがAccessなのです。
もちろん、Accessも万能のソフトウェアではありません。
使う上で多少の不便さを感じる事もありますし、Excelのほうが優れている場合もあります。
しかし、それでもなおデータを管理するという点においては、Accessは非常に強力なツールであり、Excelでは到底なしえない事が可能になります。
そんなAccessを使用する上で絶対に理解しなければならない基本をExcelとの違いを通して学んでいきたいと思います。
ただし、ここで学ぶのは基本中の基本ですので、全部読んだからといって、すぐにAccessでデータ管理が出来るわけではありません。
しかし、Accessの使う上での考え方がわかれば、少しは理解しやすくなるものと考えます。
はじめに
1.AccessとExcelの起動の違い
2.感覚と設計
3.シートとテーブル
4.セルと項目
5.ExcelとAccessでのデータの持ち方の違い
6.シートとシート、テーブルとテーブル
7.その他のAccessの特徴
最後に