エクセルを使っている人の為のAccessの考え方

2.感覚と計画

前の章でも述べましたが、Excelは表示されたセルを自由に加工して使用する事ができます。
使用方法も様々で、データの管理はもちろん、ワープロの代わりとしても使用できますし、プレゼンテーションのような資料も作成できます。 Excelは使いながら、その場その場のアイデア次第でどのようにも使う事ができます。感覚的に使えるといってよいでしょう。

かたやAccessの画面はデータベースのメニュー画面が表示されるだけで、一体何をすればいいのか途方に暮れるのではないでしょうか。
Accessを使う場合、使う側がどのように使いたいのか、あらかじめ考えておかねばなりません。 つまり、何の為に使うのか、どのような項目を持つのか、項目と項目の関係はどのようになっているのか、 などを計画してから作成を始めないと途中で挫折する事になると思います。
この計画する事をシステム設計する、といいます。

はじめに
1.AccessとExcelの起動の違い
2.感覚と設計
3.シートとテーブル
4.セルと項目
5.ExcelとAccessでのデータの持ち方の違い
6.シートとシート、テーブルとテーブル
7.その他のAccessの特徴
最後に