エクセルを使っている人の為のAccessの考え方
7.その他のAccessの特徴
以上が、Excelを使っている人がまず抑えておくべきポイントとなります。
ほとんどがAccessのテーブルがExcelのシートとどのように違うかを述べてきました。ここでは、Excelには無いAccessの特徴を述べていきたいと思います。
Accessには入力や照会の画面であるフォームという機能があります。また、帳票印刷を行う為のレポートという機能があります。
Excelでも帳票はもちろん可能ですし、シートを入力用として利用する事も可能です。ですが、AccessにあってExcelに無いものがあります。
それがクエリという機能です。(Excelにまったく無いわけではありません。外部データを読み込む場合に使用する事があります)
クエリは英語ではQueryと書き、日本語に訳すと「問い合わせ」や「照会」となります。データベースに対して問い合わせを行う為の機能です。
SQLという言葉を聞いた事がありませんか。SQLの「Q」はQueryの「Q」なのです。
テーブルとクエリを混同する方がいらっしゃいますが、テーブルはデータそのものを蓄えるもので、クエリはテーブルからどのようにデータを取り出すかを定めたものです。
クエリは問い合わせや照会の意味があると言いましたが、実は、テーブルへのデータの追加や、データの更新、削除も出来るのです。
使い方を一つでも間違うと大変な事になってしまう、実に便利で強力な機能です。
クエリはAccessを使う上で覚えなければならない必須の機能と言えるでしょう。
はじめに
1.AccessとExcelの起動の違い
2.感覚と設計
3.シートとテーブル
4.セルと項目
5.ExcelとAccessでのデータの持ち方の違い
6.シートとシート、テーブルとテーブル
7.その他のAccessの特徴
最後に